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古典ファド(Fado Tradicional)の愉しみ #1 ものすごくかんたんな「古典ファド」の解説 [古典ファドの愉しみ]

今回からだいたい6回くらいのシリーズで「古典ファドの愉しみ」っていうシリーズやります(何事にも宣言が必要。)

自分が好きなファディスタが「古典ファド」の名手、愉しみで歌い始めてみたら「古典ファド」の方が面白い!

そんな、素人をフィルターにしてお話できたらなぁ、と思います。

まず、日本で古典ファドと呼ばれているファドのカテゴリーは、原語では「Fado Tradicional(伝統的なファド)」「Fado Castiço(純粋なファド)」と言います。とても大事なことをひとつ書きますと、古典ファドとは、

  昔に作られた「古いファド」ではない!!

割と日本では、アマリア・ロドリゲスの初期の音源で歌われている歌なんかも、まあ古いので「古典ファド」と思われていますが、そうではなくその中にも古典ファドとそうでないのがあります。

「古典形式」で作られているファドで、現在進行形的に作られ続けている

のです。 

こんな風に続けますと、「ものすごくかんたんな」という能書きが泣きますので、ここでまず古典ファドのひとつである「Fado Das Horas」という曲を聴いていただきましょう。

実はこの曲、この間の徳島ジャズストリートで私が歌った曲。まず、最初に歌われた音源でお聞きください。歌詞も「Fado das horas」です。最初に歌われた歌詞で流行ると、曲名がそのままついたりします。



 

続いても曲は「Fado das Horas」です。 歌詞は「Maria Madalena」です。コード進行(2コードですが)は同じなのですがメロディラインや、伴奏の手合いが異なっています。今回のジャズストで、他のメンバーの人がこの歌詞で歌いました。



 

最後に、最近の歌手の「Fado Das Horas」を。 詩の名前はわかりません。映画「Fados」の中の場面です。 



 

これも全然違う。っていうかライブっていうのもあるのか自由自在度が増しています。

こんな風に、ひとつの曲にいろんな歌詞を当てて、歌う人自身の中から湧き出るメロディで歌う、というか「歌える」のが「古典ファド」なのです。

なんでそれが出来るかっていうと、古典ファドというのは「ポルトガル語の定型詩」を当てはめて歌うように作曲されたものであるから。詩の行数と、1行の中の音節が同じ詩を持ってくれば、その長さの定型詩用に作った曲であればどんな歌詞でだって歌えるのです。

選んできた詩の言葉によってメロディも自然変わってくるし、表現したい部分が人それぞれ違うので、こんなに異なる歌を私たちは1つの曲から聴くことができるのです。

この「古典ファド」は現在200曲くらいあると言われています。その日歌いたい歌詞を持って伴奏者のところに行き、「Fado Das Horasを、キーはDで。」っていうと、伴奏者はたいがいの曲を知っていたり、コード進行はこうだよってわかると、すぐ演奏ができ、初めて会ったミュージシャン同士でもすぐにセッションができます。

なんか、面白くなってきてません?まだかな、では次回もうちょっと「ものすごくかんたん」に解説します!お楽しみに。





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